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時効援用、費用だけで行政書士に頼んで大丈夫?
長年忘れていたはずの借金の督促状が、ある日突然届く…本当に驚きますし、不安でいっぱいになりますよね。「どうにかしなければ」とインターネットで調べて、「時効の援用」という手続きを知った方も多いのではないでしょうか。
そして、専門家を探し始めると、司法書士や弁護士のほかに、「行政書士」という選択肢が見つかるかもしれません。費用を比較すると、行政書士の方が安価な場合が多く、「少しでも費用を抑えたい…」という気持ちから、行政書士への依頼を考えてしまうのは、もっともなことです。
でも、少しだけ立ち止まってみてください。「もし、その手続きが失敗してしまったら…?」
時効の援用は、やり直しがきかない非常に重要な手続きです。費用だけで安易に専門家を選んでしまうと、かえって事態が悪化し、取り返しのつかないことになるケースも少なくありません。
この記事では、なぜ行政書士への依頼にリスクが伴うのか、司法書士とは何が根本的に違うのかを、具体的な失敗事例を交えながら、できるだけ分かりやすく解説していきます。あなたの不安を解消し、後悔しないための最適な選択ができるよう、私たちがしっかりサポートしますので、どうぞご安心ください。
「費用が安い」には理由が。行政書士に頼む3つの失敗事例

「なぜ行政書士の方が費用が安いんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか。その安さには、実は明確な理由があります。それは、行政書士にできる業務の範囲が、法律で厳しく制限されているからです。
この業務範囲の違いが、時効援用の手続きにおいて、思わぬ「失敗」につながることがあります。実際に起こりうる、3つの具体的な失敗例を見ていきましょう。
失敗例①:督促が止まらず、業者から直接連絡が来た
「専門家にお願いしたから、もう督促の電話に怯えなくて済む…」そう思っていたのに、依頼した後も債権者から直接、電話や手紙が届き続けるケースです。
行政書士は、法律で定められた代理権を持っていないため、司法書士や弁護士が送付するような、法的な効力を伴う「受任通知」を送ることができません。これにより、依頼後もあなた自身が債権者からの連絡に対応し続けなければならず、精神的な負担が十分に軽減されない可能性があります。
一方で、司法書士が依頼を受ければ、速やかに受任通知を発送します。この通知が債権者に届けば、貸金業法などの法律に基づき、あなたへの直接の督促は原則として止まります。この「すぐに平穏な生活を取り戻せる」という点は、非常に大きな違いです。
失敗例②:時効不成立が判明。交渉もできず放置状態に…
時効の援用は、必ず成功するとは限りません。過去に裁判を起こされていたり、自分でも気づかないうちに支払いの約束をしてしまっていたりすると、時効が成立しないことがあります。
問題は、時効が成立しなかった場合に起こります。行政書士の業務は、主に「時効援用通知書」の作成と送付の代行です。もし時効が不成立だった場合、法律上の代理権がないため、残ってしまった借金について債権者と分割払いの交渉を行ったり、法的な対応を協議したりすることはできません。
結果的に、ただ債権者を「この人は時効を使おうとした」と刺激しただけで、何の解決にもならず放置状態に。結局、慌てて当事務所のような司法書士事務所に駆け込み、改めて依頼し直す…という「二度手間」と「余計な費用」がかかってしまうのです。最初から司法書士に依頼していれば、万が一時効が成立しなくても、スムーズに分割交渉などの次の手続きへ移行できます。
失敗例③:裁判を起こされ、結局自分で対応するはめに
時効援用通知を送ったことがきっかけで、「それなら法的に決着をつけよう」と、逆に債権者から裁判(支払督促や訴訟)を起こされてしまうことがあります。
もしこうなってしまった場合、行政書士はあなたの代理人として裁判所の手続きに関わることは一切できません。裁判所から届いた書類への対応も、裁判所への出頭も、すべてあなた自身で行わなければならなくなります。
法律の知識がないまま一人で裁判に対応するのは、精神的にも時間的にも非常に大きな負担です。認定司法書士であれば、簡易裁判所における訴訟であれば代理人となることができます。万が一裁判を起こされても、あなたの代理人として法的な対応をお任せいただけます。「もしも」の事態まで見据えた安心感が、司法書士にはあります。
司法書士と行政書士の決定的な違いは「代理権」の有無

ここまで見てきた3つの失敗例は、すべて同じ一つの原因から生じています。それが、「代理権」の有無です。
この違いを理解することが、後悔しない専門家選びの最も重要なポイントになります。
| 司法書士(認定司法書士) | 行政書士 | |
|---|---|---|
| 立ち位置 | 依頼人の「代理人」 | 書類作成の「代書人」 |
| 督促の停止 | 可能(受任通知の送付) | 不可 |
| 債権者との交渉 | 可能 | 不可 |
| 裁判対応 | 可能(簡易裁判所) | 不可 |
簡単に言うと、以下のようになります。
- 行政書士:あなたの依頼に基づき「時効援用通知書」を作成し、送付を代行する専門家
- 司法書士:あなたの「代理人」として、相手方とのやり取りや交渉、裁判まで、すべての窓口になれる人
時効の援用は、ただ通知を送れば終わり、という単純な手続きではありません。通知を送った後の相手方の反応によっては、交渉や裁判といった次のステップが必要になる可能性があります。その「もしも」の事態に、行政書士は一切対応できないのです。
より詳しい違いについては、時効の援用は誰に頼めば良い?~司法書士・弁護士・行政書士の違い~のページでも解説していますので、ぜひご覧ください。
当事務所に行政書士からの乗り換え相談が多い理由

ここまで行政書士に依頼するリスクについて解説してきましたが、これらは決して机上の空論ではありません。実は、かなた法務事務所には、「一度、費用が安い行政書士に頼んだものの、結局うまくいかずに困っている」という方からのご相談が後を絶たないのです。
専門家の視点:なぜ「乗り換え相談」が起きるのか
格安で時効援用を請け負う行政書士事務所があるのは事実です。しかし、実際に行政書士に依頼された方が当事務所に改めて相談に来られるケースが非常に多いのには、明確な理由があります。
- 行政書士では、依頼を受けても督促や訪問を法的に止めることができないため、依頼者様の平穏が守られません。
- 万が一、時効が成立しなかった場合、残った借金の分割交渉などができず、解決への道が閉ざされてしまいます。
- 債権者から訴えられても裁判対応ができないため、結局ご自身で対応するか、別の専門家を探すしかありません。
- 代理人ではないため、すべての連絡がご本人様に行く可能性があり、ご家族に内緒で手続きを進めるのが難しくなります。
結局のところ、行政書士では目先の費用は安くても、最も大切な「安心」を得ることは難しいのです。私たちは、こうした状況に陥ってしまった方々を数多く見てきました。だからこそ、最初から最後まで責任を持って対応できる専門家を選ぶことの重要性を、強くお伝えしたいのです。
失敗しない時効援用なら司法書士への相談が確実です
時効の援用は、あなたの人生を再スタートさせるための大切な一歩です。だからこそ、「費用が安いから」という理由だけで専門家を選ぶのではなく、「万が一の事態に、どこまで責任を持って対応してくれるのか?」という視点で選ぶことが何よりも重要です。
その点、司法書士はあなたの正式な「代理人」として、督促の停止から、万が一時効が成立しなかった場合の交渉、さらには裁判になってしまった場合の対応まで、すべてのプロセスを一貫して任せることができます。これこそが、時効援用を失敗させないための、最も確実な選択肢と言えるでしょう。
私たち、かなた法務事務所は、相談を無料で承っております。まずはお気軽にお問い合わせください。
- 相談料・着手金0円:ご依頼いただくまで費用は一切かかりません。まずはお気軽にご状況をお聞かせください。
- 明確な定額制・分割払い歓迎:費用は分かりやすい定額制です。分割払いをご希望の方も多くいらっしゃいますので、今手元にお金がなくてもご安心ください。
- 全国対応・出張相談もOK:お電話やLINEでのご相談はもちろん、ご自宅や職場近くのカフェなど、ご希望の場所まで伺います。
- 依頼の強制は絶対にしません:ご相談後には、必ず「一度持ち帰ってゆっくりご検討ください」とお伝えしています。安心して本音でお話しください。
- 即日対応で督促ストップ:ご依頼いただければ、その日のうちに受任通知を発送し、業者からの連絡を止めます。
まとめ|後悔しない選択のために、まずはご相談ください
時効の援用を行政書士に依頼することには、費用が安いというメリットがある一方で、
- 督促が止まらない(家族に秘密にできない)
- 時効不成立の場合に交渉ができない
- 裁判に対応できない
といった、手続きの根本を揺るがす重大なリスクが伴います。
一方で、司法書士はあなたの「代理人」として、これらの問題をすべてクリアできます。最初から最後まで、あなたに代わってすべての窓口となり、万が一の事態にも責任を持って対応することが可能です。
どちらが本当にあなたのための選択肢か、もうお分かりいただけたのではないでしょうか。長年の借金問題に、一人で悩み続ける必要はありません。解決への第一歩は、専門家に相談することです。私たちは、あなたの勇気ある一歩を全力でサポートします。
まずは、ご自身の状況が時効の条件を満たしているか知りたいなど、お電話やLINEでご相談いただいても構いません。お気軽にご相談ください。

司法書士かなた法務事務所は、全国の借金や時効に関するご相談に対応しています。お電話やLINEでのご相談も承っており、ご希望があればご自宅や職場近くのカフェ、ファミレスなどへの出張相談も行っています。実際に、公園のベンチや車の中での面談も過去におこなってきました。
相談料は完全に無料で、時間制限も設けておりません。また、相談だけで依頼を強制することは一切ありませんので、安心してご連絡ください。
借金問題や時効援用についてお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
